【 放射線科 】

現在放射線科では7名の技師が一週間のローテーションを組んで検査を行っています。
一般撮影、CT、MRI、X線透視、マンモグラフィ、ポータブル撮影、画像管理などを担当しております。

【 一般撮影 】

放射線を用いてカメラの撮影のように胸やお腹、骨など外側から見ることができない写真を撮ることができます。

撮影室は2部屋で、両方ともFPDという受像機を用いて検査行われており、FPDを用いることで被ばくの量を少なくし、すぐに写真を確認することができるので検査時間を早くすることができます。

<マンモグラフィ>

乳腺の石灰化や乳がんの早期発見に有用な検査です。乳房MRIや乳腺エコーと合わせて検査を行うことで、乳がんの発見率を大きく向上させることができます。

当院では最新鋭の装置「AMULET Innovality」という3Dマンモグラフィ搭載装置を導入いたしました。X線管球を傾け移動させながら低線量でX線を照射し(これを低線量トモシンセシスといいます)、複数の位置から撮影することによって3Dのような画像を撮ります。

これにより、従来の撮影より乳腺の中にあるがんを見やすくすることができます。

一般撮影室

マンモグラフィ装置

【 CT 】

放射線を用いて全身の輪切りの画像を取ることができます。

輪切りの画像を再構成することにより血管や骨を360度あらゆる角度から見回すことができる3D画像をつくることができます。造影剤を用いることにより正確にがん、動脈瘤を見つけることができます。

CT装置

腹部造影CT画像

<3D CT>

立体的に写すことにより疾患の場所、範囲を様々な角度から見ることができます。

腹部血管3D画像

膝3D画像

【 MRI 】

磁石の力を用いて全身の断面の画像を取ることができます。放射線を使わないので被ばくすることはありません。平成25年度に最新鋭の1.5TのMRIを導入しており、高画質な写真を提供できます。頭の検査(認知症、動脈瘤や血管狭窄などの脳内血管の疾患)や脊柱の検査(腰椎椎間板ヘルニアなど)の診断などに有用で、乳がんなどの各種がんや心臓の動きが悪い部分を見つけることが得意な検査です。

頭部MRI血管画像

頚部MRI血管画像

【 X線透視 】

放射線を用いて動きのあるものをリアルタイムな動画で見ることができます。

膝などの関節鏡検査、内視鏡検査、消化管(食道、胃、小腸、大腸)の検査などを行っております。

【 医療機器算定件数 】

区分 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度
CT(頭部・軀幹) 3,863件 3,375件 3,311件 3,434件
MRI(頭部・軀幹) 1,355件 1,272件 1,294件 1,498件
CT・MRI(同月2回以降撮影) 523件 345件 400件 446件
MRI(脳ドック) 242件 241件 199件 187件